京仏師
『京仏師ー(9) 国産の漆、国産の砥石、京もの文化』 国産漆は、薄く塗ることができるので彫刻の良さがしっかり表現でき、丹精に仕上がります。海外産の漆や砥石が安価なので需要が増え、国産の漆や国産の砥石をとる職業の人がいなくなっています。 ⇒【(…
『京仏師ー(8) 仏像の綺麗な仕上がりには、見えない部分』 冨田京仏師の仏像の修理は、仏像に彩色や金箔押し仕様にする時に下地に何を使うか、どのような手間をかけるかで仏像の仕上がりに違いがでます。 のちに修理する時にも違いが出ます。 ⇒【(8) …
『京仏師ー(7) 作風と同じに仕上げる仏像の修理』冨田京仏師の仏像の修理は、その仏像の作風と同じに仕上げることに全力を注がれます。より修理前までの姿に戻すよう深くこだわり、知る人が少ない知識と技術、経験と新たな勉強が必要です。 ⇒【(7) 作…
『京仏師ー(6) 仏教・哲学を含めた仏像』 形だけ仏像か。仏教・哲学を含めた仏像を彫るか。冨田仏師は「美しい」というものを込めながら仏像を彫ることを大事にされています。何か美しいと思うものは「大事にしたい。残しておきたい。」と思わせます。 ⇒…
『京仏師ー(5) 最重要な仏像の木材えらび』 京仏師の彫られる木材は、仏像を彫る事ができる状態になるまで1寸1年木を乾かす必要があります。 彫りやすい綺麗な材をたくさん作っておくことも、仏師さんの大事な仕事・腕です。 ⇒【(5) 最重要な仏像の…
『京仏師ー(4) 木から仏が生まれる』 京仏師による仏像にとって仏像を彫る「木」が重要です。4章は、木の種類について。山自体が聖域のある霊山の様な所でとれる国産木曽檜。「精神性の観点からするとこの材を使って仏像を彫る仏師の気合は違う。」と京…
『京仏師ー(3) 仏像の目先の位置』 仏像は、拝む位置によって見え方が違います。高さが違うと目の合う位置も違うため、手を合わせる場所から仏像を見た時にどう見えるかも考えた上で彫り上げられます。お経をあげたり護摩をたかれる場所から、その後ろで…
『京仏師ー(2)可愛いお顔のお仏像はつくらない』仏像を仏様と手を合わせます。如来様のお顔を厳しく唇や手をやさしく彫ることにより、遠くからは厳しく見えますが、本当に困って足元に近づいてみた時に出迎えられたように優しく見える仏様になります。 仏…
「京仏師による仏像とはどういうものであるのか」というページが仕上がりました。10章のページになり仏師にも確認・修正頂きました。お話頂いたのは冨田珠雲 京仏師です。 お話くださった冨田珠雲 京仏師のプロフィールと仏像作品があります。⇒【京仏師に…